「死む」に至った経緯について、文法的に考察してみた

年長になったQさんが、もうずっと「死ぬ」のことをを「しむ」と言っていることについて。

(えっ、うちでは人も犬も死んでませんよ。)

言葉を覚える過程で小さい子にはこういうことはよーくあるけど、これについては文法的にちょっと掘り下げて考えてみました。

恐らく、この「死ぬ」という動詞との出会いは「死んだ」という音便形だったのだろうと思います。
なぜなら、他の活用形でも間違いがある、もしくは使わない(Qさんの生活の中には無い)からです。

五段活用に当てはめて書き出してみると、

1死なない→使わない。ただし方言での「死なん」を「しまん」という
   死のう→使わない
2死にます→使わない
   死んで→◎合ってる
死ぬ→「しむ」
4死ぬとき→使わない
5死ねば→使わない

となります。

死ぬを「しむ」、死なんを「しまん」と言っています。

ここから、本来はナ行五段活用である「死ぬ」を、マ行五段活用と混同していると考えられます。

では、Qさんの生活の中にある、馴染みのあるマ行五段活用はと思い起こすと、

噛んで(→噛む・噛まん)
汲んで(→汲む・汲まん)
住んで(→住む・住まん)
積んで(→積む・積まん)
飲んで(→飲む・飲まん)
踏んで(→踏む・踏まん)
読んで(→読む・読まん)

ざっとこれくらいありました。
音便形だと「死んで・死んだ」と同じです。

生死について考えるようになったらしいのが最近であることに加えて、
ナ行五段活用の動詞は、なんと2つしかありません。

「死ぬ」と「去(い)ぬ」です。

「去ぬ」は共通語には残っていないので、実質1つです。
実際は祖父の故郷で「去ぬ」は使われているので、もしかしたら耳に入ったことがあるかもしれませんが、カウントしなくていいレベルです。

ということで、撥音便「○んで・○んだ」の言葉は、終止形では「○む」になり、未然形では「○まん(方言)」となる、とQさんは経験上、推測したのだと思います。

誰が興味持って読むんだよって内容ですが、私こういう考察好きなんです。。
(何か間違ってること書いてたら教えてください。)

そして、母が発するときは「死ぬ」「死なん」とはっきり言っているのですが、Qさんは今の所気づいていません。

いつどんなきっかけで気づくんだろうということを観察したいがために、敢えて訂正をしない非道い母です。

気づいたときにグレませんように。

終。

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4 Responses - コメントを書く+

  1. さち より:

    このブログちょーひさしぶり。
    方言がミソやね。
    関西弁やとこの混同はない気がするなぁ、「死なん」やし。

    うちのムスメはなぜか「ほか(他)」を何度訂正しても「ぽか」って発音してしまう。
    まぁでも過去にも発音の覚え間違いはあって、今はちゃんと治ってるからいずれこれも収まるやろう。
    うち関西弁全開でムスメと話してんのにムスメぜんぜん関西弁しゃべらへんくてちょっとさみしい。
    いや、かなりさみしい。
    「あかん」とか「かなん」とか「やかましい」とか意味は通じてるみたいなんやけど。

    • maniirat より:

      さっちゃん、おひさしゅーう\(^o^)/

      そうそう、標準語やと混同しないよねーきっと。
      ムスメちゃんは、接する日本語がほとんど標準語なんかな?
      うちの知り合いの子も生粋の愛媛っ子やけど、まずテレビでことばを覚えるのか、伊予弁じゃなくて標準語で喋ってたよ。

      バイリンガルもそうなんかな?普段よく浴びてるものが自分の言葉になるんやろうなーと。

  2. さち より:

    You Tubeのアニメで育ってるから全部標準語やで。
    猛烈にイントネーション関西風に直したくなるけど理性で抑えてる…。

    • maniirat より:

      やっぱそうなるよねー^^;
      新喜劇とかコッテコテの見せてみるとか?

      同じイントネーションで喋りたいよね〜親心的には。

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